● 9月の人形町・怪談浄瑠璃ナイトを開催しました
こんにちは。常磐津齋櫻(ときわずさいおう)です。
9月の人形町・怪談浄瑠璃ナイトを開催いたしました。雨が降ってより一層怪談気分が高まる中、怪談浄瑠璃ナイトをお楽しみ頂きました。
怪談浄瑠璃ナイト、友人たちもとても喜んでおりました。
お一人でご参加のお客様。お友達と一緒に聴きにいらしたお客様。お集りの皆さんが怪談浄瑠璃をお楽しみくださいました。
9月の人形町・怪談浄瑠璃ナイトでの演奏の内容は、以下の通りです。
・福禄童を買い請むとせむ事
作家、平山夢明先生の原作を浄瑠璃化した作品です。お客様によって、印象が違うようです。聞き手や読者の想像力をそそるのが、平山先生の作品のすてきなところです。
近いところでは恋愛浄瑠璃ありますが、そのあともぜひ毎月お願できたらと思います!浄瑠璃ファンはさらに増える予感いっぱいです!
コワさの中にしっとりとした感じがあって好きでした。
三味線を始めてお聞きしましたがとてもすばらしかったです。またお聞きしたいです。
・今宵のような
短くて、かわいらしい俗曲です。曲の中には、真っ黒お化けと真っ白お化けが出てきます。
こんなにかわいいお化けの曲があるなんてびっくりです。
お化けの曲なのに、聞いていてウキウキします。
生の三味線を初めて聞きました!
音楽としてだけでなく、効果音としても使っているのが面白かったです
・おいてけ堀
事前の予定外だった曲、「おいてけ堀」も追加で演奏いたしました。日本の昔話「置いてけ堀」がベースになっています。「置いてけ~!」のフレーズが耳に残る曲です。
衝撃的でした。
特においてけ掘は、面白くて怖かったです
・忍寄恋曲者(しのびよるこいわくせもの)
通称では将門、と呼ばれています。常磐津節の代表曲です。曲の中に、蝦蟇の妖術が出てくるのです。怪談にピッタリの古典曲、と選びました。普段より怪談めいて演奏しました。
曲を聴きながらシーンをイメージするのが楽しかったです。
このイメージは人それぞれなんだろうなぁと。感想を言い合うのも楽しいんでしょうね。
また違う語りもききたいです!
人形町の三味線弾き語りの会では、演奏者と近い場所で三味線の弾き語りを楽しめます。
曲に関わるお話も聞きながら楽しめますから、三味線を聞くのが初めてでも安心です。事前の予備知識がなくても、来てその場で楽しめますよ。
その回ごとにいろいろなテーマの曲をお楽しみいただけます。8月、9月は怪談をお楽しみいただきました。次回の10月は、恋のお話です。